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株式会社ぱどのメールマガジン バックナンバー
今回のテーマは「治療説明の仕方」です。
先生は日々、
患者さんに対して治療の説明をされていると思います。
患者さんは
「はい。はい・・。」と返事をしてくれます。
ふと「本当に分かってくれてるかな?」
と疑問に思ったことはないでしょうか?
先生にとっては
「何度も説明している当たり前の事」です。
ですが、患者さんにとっては
「初めて聞く知らなかった事」です。
診療時間に追われる中で、
治療説明を出来る限り省略してませんか?
ついつい専門的な用語を使っていませんか?
患者さんとしては、もし、分からないことがあっても、
「あ、先生今のところ、良く分からなかったです。」
「もう一度教えてください」
とは言いづらいものです。
もちろん、自分の身体の事ですし、
真剣に知りたいと考えています。
ですが、日本人には
『知らないという事を恥ずかしくて聞けない』
ことも多いのです。
そんな患者さんの理解を得るには
どうすれば良いでしょうか?
すぐに実行できる
いくつかのポイントがありますので
ご紹介します。
<POINT1>
『口頭だけの説明でなく、視覚に訴える』
これは非常に大事なことです。
口頭だけの説明の場合、
患者さんは先生から説明されたことを
頭の中で想像し、整理します。
その想像が、お伝えしたことと一致していれば
問題がないのですが、
必ずしもそうとは限りません。
伝言ゲームのように、
正しく伝えたつもりでも、
本来と違う形で理解されてしまう
という事が起きてしまいます。
それを防ぐためには
誰が聞いても誤解がないように、
口頭よりもさらに分かりやすく
説明する必要があります。
具体的には、
模型だったり、イラストだったり、画像だったり、
視覚に訴えた説明をするという事です。
百聞は一見にしかず。
視覚・聴覚、両方からのアプローチであれば
先生が伝えた通りに患者さんに
理解してもらうことが可能です。
<POINT 2>
『ご自身の医療分野に詳しくない人に
第三者的な意見を求める』
日々同じ説明をしていると、
それが相手にどの程度伝わっているか
分からなくなってきます。
一度初心に戻り、
ご自身の説明が分かりやすいか、
親しい人に聞いてもらうことをお勧めします。
新しく入ったスタッフや、
違う業界で働いている友人に
頼んでみるのが効果的です。
ポイントは
「初めてその話を聞く人でも理解できるかどうか?」
です。
ご自身の説明を録音しておいて、
後日、他の人に聞いてもらう方法もあります。
是非試してみてください。
次回の治療説明の仕方(後半)では、
さらに詳しく説明してまいります。
つづき 第四回 治療説明の仕方 後編へ
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対象 歯科・医科・美容クリニック
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